2013年4月30日火曜日

ホピの予言(これから起きる予言)





いつの日か、大地から不思議な霧が立ちのぼり、全ての人々の思考力と心を弱めてしまうという。
彼らの智恵と知識は方向を失い、創造主の偉大なる掟は人々の頭から消え去ってしまう。
子供たちは手に負えなくなり、人の言うことを聞かなくなって、道義のない、貪欲な戦いが繰り広げられるのだ。

世の終焉が迫ると、太陽の周りに「もや」がかかるという。
その「もや」は4回現れ、我々に自分自身を改めるよう警告する。
すべての人種がひとつとなって、生き残るために立ち上がり、それを妨げる原因を明らかにしなければならないのだ。
もし人が、自らが作った武器で戦いを始めなければ、平和はやってくるだろう。

春が遅くなり、霜が早く降りる時がくるだろう。氷河時代の再来だ。

もういちど言うが、今日、世界は新たな危機に直面している。

これはテロリズムへの報復の戦いなのだ。

罪のない者を救い、罪のある者を裁く戦いなのだ。

しかし一体誰が罪人で、誰が潔白なのか?

さあ、これはどう見るかによるだろう。
全ての人が善き人ならば、生きることも善いことになる。

ここで少数民族に注目し、誰が罪人なのか考えてみよう。

北米、南米、その他の地域の先住民たちを見てみよう。
我々は「軍国主義」というものが、少数民族の悲痛の叫びを聞き入れず、問題を解決しようとしない絶対政府のもとで、不法と貧困と無知から生まれたものだと考えている。
だから人々は声が聞き入れられないと見るや、すぐに暴力やデモ紛争、さらにはテロリズムにまで走ってしまうのだ。
世界の指導者たちと人々が、直面している危機を解決するためと称して、馬鹿げたことをしだしたらどうなるのか。

いまいちど古老たちの予言に耳を傾けよう。

それがあなたの興味を惹きつけ、あなたが心に留めることを願う。

いつか起きることなのだから。





予言によれば、高い地位にいる人たちが倒され、倒した側の低い地位の者たちも同じように倒される時が来る。

その動きは強くなり、拡がり、やがて収集がつかなくなる。

こうした動きは我々の国でも起きる。

最後には、これが聖書版アルマゲドンのひきがねとなる。(ホピ版のそれにも関係する)

善と悪の決着をつける最後の戦いとなるのだ。

戦いは、ひとりの神か首長が始める。

予言者たちは「ひとつの言葉を使う」ホピの国、このオライビ村からその戦いが始まるのではないかと言う。

ここは宗教儀式や秩序のある新しい世界が始まる場所となり、また汚れた者への最後の審判が下る場所なのだ。

彼らは打ち首にされ、喋ることもなくなる。

もしこれが実現しなければ、人類、あるいは大自然によって壊滅的な災害が引き起こされることになる。

そして、新たな生命はひとりの女の子とひとりの男の子から始まる。

この予言はあまりに恐ろしいので、多くの者が聞こうとしないだろう。

ホピの予言には、このような状況になった時は、ナバホ(アメリカインディアンの一族)が我々を助けてくれることになっている。白人やパイユーテ族もだ。

合衆国政府が我々の尊厳を簡単に認めてくれるとは思えないが、もしホピ、ナバホの伝統派を他の者たちと分離してくれるならば、両部族は自らのアイデンティティーを保ち、自分たちの国を造り上げるだろう。

地球の両極に、それぞれの頭と尾に戦士を載せた2匹の水ヘビがいるという。
彼らは、我々に時間が迫っていることと、自身を改めるよう警告している。
この警告を聞き入れなかったら、戦士たちは立ち上がり、ヘビを解き放ち、全人類が罰を受ける。





我々は気候と深く関わっている。

誰にも日々の天気を正確に予報することはできない。
我々にはいつどの種を蒔くかが分かっているが、この春は遅くまで雪があり、寒かったので、いつも通りにはできなかった。
もし我々のいにしえ人の予言が正しければ、いつか我々は手袋をはめ、足で雪をどかしながら種蒔きをする日がやってくる。
夏はどんどん短くなり、トウモロコシが実るひまもなくなってしまうだろう。

その時がきたら、我々はどうなってしまうのか、言うまでもない。

問題は、これで世界が終わりになるのか、ということだが、それは地理的な場所によって変わってくる。

気候が違えば、変化も違ってくる。
例えば、熱帯が氷で覆われ、北極が熱帯になることもありうるのだ。
白人の説では、これがポールシフト(地軸逆転・地軸変動)によって起きるとされているが、もし人類が環境を破壊するならば、それを待たずして気候変化はやってくるだろう。

未来の世代の者たちが、我々が何も良いことをしなかったと知ったら、我々を打ちのめし、家から追い出すかも知れない。
これは自業自得というものだ。
我々自身の魂から平和がなくなることが、革命の引きがねとなるのだ。

白い兄弟がやってきて、我々が神聖な掟と教えを捨ててしまったのを知ったら、彼は我々を慈悲を持ってむち打つだろう。
もし彼が来なければ、大自然がその役目を負うことになる。





ここで予言者の目で未来を眺めることにしよう。

彼らによれば、このままゆくと、工業化した世界は重大な危機を迎えるという。

変化の時代が来て、世界中の人々がそれについて行けなくなり、大きな苦しみを経験することになろう。
新しい生活スタイルと、新しい環境に合わせなければならなくなるからだ。

工業化が進んだ国では、地球から掘り出している資源、原油や石炭などが、いつまでもあるものと思っているが、資源はすぐになくなってしまうものだ。
燃料不足が起き、機械は止まってしまうだろう。
農業機械や、輸送機関もストップし、スーパーの棚から農産物が消えてしまう。
農家や自家菜園を持つ者は、収穫したものを人には売らないだろう。
そうすればお金はクズとなってしまう。
白人(バハナ)の全能力と全技術を使っても、それはどうしようもないのだ。





歴史に少し目を向けてみよう。

何世紀にも渡り、我々の行動が善悪の境を失うたびに、いくつもの古い予言が我々を警告してきた。

我々は地球や大自然、もちろん人類もが、とてつもない異常な事態になるのを見るだろう。

現代人がいにしえの智恵や知識を、「もう終わったもの」として葬り去ってしまったからだ。

現代人は母なる大地から食べ物を授かることを忘れ、お金こそ全てと思っている。

予言によれば、このような時代が来たら、母なる大地は養分を隠してしまうというのだ。

いにしえから伝わる食物は、貧しい者たちのためのものだからだ。
そうして、全ての食物がなくなって、初めて現代人は間違いを正そうとする。
発明の名の下に地球に与えてきたキズを、なんとかして直そうとするが、ある一線を越えてしまってからではもう遅いのだ。

我々人類と地球が生き延びる術は、平和をもってしかない。
人類は自ら進んで変わろうとするしかないのだ。

ホピは、自然のバランスを保つ見えない力と、人類の生命をつなぐ重要なカギを握っている。
自殺行為ともいえる人工のシステムの代わりとなる具体的な方法を実践するモデルとなっているし、世界の出来事の中心となっているのだ。

『全世界は震え、赤くなり、ホピの妨害をする者に立ちはだかるのだ。』

この予言は、人々がこの世界で生きてゆくことができなくなって、初めて気付いてもだえ苦しむことになると言う。

人々は流血を好む政治と人を欺く指導者たちに対しては特に強く反発する。

平和に暮らす望みがなくなった時、世界中が騒然となるだろう。

「ごく普通の人たち」が国を越えて、世界平和のために立ち上がるだろう。

指導者たちが失敗したことが明らかになるからだ。

高い地位につくものは、おそらくテロリズムによって動物のように殺戮されるだろう。

そうすると指導者たちもじっとしておれず、お互い同士で殺し合いを始める。

そうしてこの動きが飛び火して世界中を覆い尽くしてしまうのだ。

革命はどこで起きてもおかしくないのだ。





解放者は巨大な勢力を持って、西からやってくる。
彼らは空から雨のように降ってくるのだ。
彼らには慈悲というものがない。

屋上でそれを眺めている場合ではない。
彼らは我々の耳をつかんで振り回すだろう。
いたずらをした子供がされるように。

これは善悪の決着をつける最後の戦いとなるのだ。

この戦いで人の心は洗われ、母なる大地は癒され、悪人どもは片づけられるのだ。

予言者たちは、新しい平和な世の中はホピの地から始まると言う。
そこは人がひとりの神、ひとりの指導者に従い、ひとつの言葉、ホピ語を話すからだ。
地球が栄える時がまたやってくる。

この予言が実現しなかった時、大霊は大自然の脅威をもって、この清めを行う。

それは全ての災害という災害が起きる、大災害となるだろう。

たったひとりの男の子と女の子だけが、新しい生活を始めるために生き残るというのだ。

この予言はあまりにも恐ろしく、多くの人には聞いても価値のないものかも知れない。





いつか灰がいっぱい詰まった「ひょうたん」が発明される。

それがもし空から落とされたら海は煮えたぎり、大地は焼けこげて何年も死の大地となるものだ。

この時こそが、ホピが世界に向けて「3回目にして、最後の出来事」が間もなく起きるであろうこと、また人々がすぐに自分自身を改め、指導者たちを改めないと、全ての生命が滅んでしまうことを警告する時なのだ。

最後の時、それは『偉大なる清めの日』(大浄化の日)と呼ばれる。

これは「かぎ十字」と「太陽」、そして「赤」で象徴される3番目の力、それら3つの力を封じた『不思議な卵』で表現されている。
これが全ての再生を意味するのか、全ての破滅を意味するのか分からないが、それを選ぶのはあなた自身だ。
戦争や大自然の脅威は避けられないかも知れない。
すさまじさの程度は、人の不公正さの度合いや自然のバランスの崩れ具合によって変わってくるだろう。
この大災害の中で生き残るためには、金持ちや貧乏人も分け隔てなく戦わねばならないだろう。

伝統派ホピの間では、それは相当なすさまじさになるだろうと確信されているが、人々が今からでも姿勢を正せば、すこしはましになるだろう。
いにしえの精神世界につながる場所、例えばホピの地などは特に守られるべきで、その賢い生活と守ると誓った資源を力ずくで奪ってはならない。

ホピの生活を破壊している、人工のシステムは全世界で似たような事態を巻き起こしている。

予言された破滅による時代の逆戻りは、自然のなりゆきの一部だ。
人工のシステムとお金と法律に従う者たちが、ホピへの妨害を止めるならば、多くの人が『清めの日』を生き延び、「新しい時代の平和」の扉を開くことができるのだ。
しかしもしもホピの生き方に従う者がひとりもいなくなれば、そのような時代の夢は露と消える。

どこに平和があるのだろう。

どこにも平和はない。

ホピの社会にさえない。

白人社会ではどこの国民も、高い地位のものから最下位のカーストの者までも、平和に浸る者はいない。

殺人のための兵器が開発される時代に、どうして平和が訪れようか。

人がいがみ合い、愛を忘れて、どうして平和が訪れようか。

もう『清め』に身をゆだねるしか方法はないのかも知れない。

人類はこれまでにも、新しいやり方が現れるたびに起きる衝突で、平和を失ってきたが、大霊、創造主も様々な方法で人類を罰してきたのだ。
これらを乗り越えて自分たちの暮らしを守り続けたのは、いつもほんの少数の人たちなのだ。
この少数の人たちこそ、創造主の掟を守り、魂の声に耳を傾け、諸悪を避けてきた者たちなのだ。
知りうる限りでは、我々は諸悪を避けてきたとは思えない。

良い心を持ち、大地と調和して生きる者たちが増え、地上から悪がなくなると、邪心を持つ者は減るだろう。
ホピが正しければ、地上はまた繁栄するだろう。
魂の扉は開いている。
なぜ心正しい人々と共に生きようとしないのか。

ツノトカゲ女はマサウウにいつか助けが必要になった時、彼を助けると約束した。
そして、鉄のヘルメットを持っているとも言った。
ホピが自分たちの生き方を全うした時、マサウウが指導者となる。
しかしそのマサウウが前の彼とは違う。
なぜならば、彼は最初にして、最後の者だからだ。

ひとつの時が終わる時、また新しい時が始まる。

平和に満ちた世界が開ける時、新しい時の夜明けが来るのだ。